開発者もユーザーも簡単に使えるコンテキスト分析機能
非構造化データが日々増え続ける企業にとって、インサイトがこれまで以上に重要になってきています。どんな情報があり、誰がその情報を使い、どうすればもっと有効に活用できるかを知る必要があります。さらに、リスクやストレージコストを削減するためにどの情報を破棄するべきかも見極めなければなりません。
新しいAlfresco Search and Insight Engineは、この課題に対応できるモダンな統合型分析ソリューションであり、リアルタイムのデータをもとに優れた意思決定を下すことができます。開発者やユーザーも簡単に使いこなせるコンテキスト分析機能により、コンテンツ、メタデータ、プロセス、ガバナンスに関するインサイトを得ることができるため、専門のビジネスインテリジェンス(BI)チームは必要ありません。検索のパフォーマンスを最大限に高めるSolrシャーディングなど、複数のサーバー検索インデックスクラスタリングにも対応します。
ビジネスインテリジェンス/分析/インサイト機能
Alfresco Search and Insight Engineを使えば、BIチームやビジネスアナリストの力を借りなくても、必要なインサイトを迅速に得ることができます。
開発者フレンドリーなコンテキスト分析
従来の分析製品では、データの抽出、変換、読み込みを専用のデータウェアハウスシステムで行うという複雑なプロセスが必要でした。これに対し、Alfrescoのアプローチはすべてが使い慣れたテクノロジーや既存のスキルに基づいています。
- ETL(Extract:抽出、Transform:変換、Load:読み込み)やデータウェアハウスが不要— インストールと管理を、Alfresco管理者が簡単に行えます。専用のデータウェアハウスシステムは必要ありません。
- SQL対応、スキーマレスな設計 – 専門のBIチームやビジネスアナリストの助けを借りずにカスタムレポートを作成できます。
- Solr 6を使って簡単に拡張可能 — 拡張性、信頼性、フォールトトレランスに優れるオープンソースの検索プラットフォーム、Solr 6を基盤としています。

ユーザーフレンドリー - すべての人に対応
ナレッジワーカーには、進行中の業務を中断することなく重要なビジネスプロセスをこなせるリアルタイムの分析ソリューションが必要です。
- コンテンツ分析 - SQLを使ったシンプルな時系列分析および全文検索の語句分布分析。
- カスタムのメタデータに完全対応 - Solrインデックスを基盤としているため、インデックス化されたカスタムメタデータであればすべてレポートに出力できます。
- 自由自在なレポートビルダー – レポートやダッシュボードを自分でゼロから作ることも、予め設計済みのものを使うこともできます。
- リアルタイムのレポート作成 – Alfrescoリポジトリと密に統合されているため、ユーザーはコンテンツやメタデータをリアルタイムで分析できます。
- 権限/ACLに完全対応 – Alfrescoの内蔵セキュリティ機能に準拠しているため、データ漏洩の心配がありません。

検索パフォーマンスを無限に拡大
Solrシャーディングに対応しているので、膨大な量の文書を検索するときのインデックス化とパフォーマンスをスケールアップできます。
- マルチインスタンス・クラスタリング - シングルインスタンスよりもインデックスやクエリを多く読み込めます。
- Solrシャーディング – 検索時のインデックス化を分散するシャーディングにより、検索パフォーマンスを大幅に改善できます。
- 管理コンソールで簡単に設定 - シャーディングなどのSolr設定をすべて管理コンソールから行えます。
- セキュリティの強化 - シャードとコンテンツリポジトリ間でやり取りされるデータをSSLで暗号化します。

FAQ(よく寄せられる質問)
ECMシステムが書類などの非構造化または半構造化データを管理することを目的としているのに対し、ビジネスインテリジェンス(分析、報告書作成など)は、企業に有用と思われる情報の収集、分析に関わります。
ビジネスインテリジェンスと分析ソフトウェアにより、コンテンツとその用途に関するインサイトを収集できます。例えば、次のようなインサイトが得られます。
- リポジトリにどんな情報が保存され、どのように使用され、誰が活用しているか
- ストレージのスペースとコストを節約するために破棄できる情報はどれか
- 必要な情報をビジネスにどのように役立てられるか
従来の方法では別途ECMリポジトリが必要になるほか、レポート作成用にデータウェアハウスが必要でした。また、これらを連携させるために、ETL(Extract:抽出 – Transform:変換 - Load:読み込み)プロセスが必要でした。具体的には次のような課題があります。
- 新たにアーキテクチャ(データウェアハウス)を丸ごと導入するとコストと複雑性が高まる
- ETLプロセスのためのセットアップとメンテナンスが必要
- データウェアハウスのレポート作成スキーマを活用するには、それを解釈できるビジネスアナリストが必要になる
Alfresco Search and Insight Engineを使用するのに、別途データウェアハウスソリューションを用意する必要はありません。このエンジンは拡張性、信頼性、フォールトトレランスに優れるオープンソースの検索プラットフォーム、Solr 6を基盤としています。